ランドバンキング(USA)の魅力
なぜアメリカはランドバンキングに適しているのか?
人口増加や経済の発展状況から、大規模地域開発(=土地の需要増)が見込まれるアメリカは、ランドバンキングに特に適した国のひとつです。
アメリカ政府の統計では、今後32年間(2043年まで)で人口4億人(現在3億人強)への増加が見込まれており、この1億人の増加分の8割が大都市圏(全米10地域のメガポリタン)に集中する見通しです。人口増加による住宅需要を見越して、戦略的に成長が見込まれる大都市圏の中でも厳選した地域で土地を買収し、ランドバンキングプロジェクトを進めています。
増加する1億人のために、何と3,400億平方フィート(31,590k㎡=九州を一回り小さくした規模)もの土地と25兆ドル(2,100兆円強)の資金が必要で、一種の国家的プロジェクトの一部をランドバンキングがお手伝いするともいえ、社会貢献面からも非常に意味のある投資といえます。
アメリカの人口推移-国勢調査局HP
州の上にマウスを移動するだけで10年前からの人口増加率や、1910年以降100年間の人口推移グラフが表示されます。
開発対象地域の条件とは?
ランドバンキングではつぎの7つの指標(ファンダメンタルズ)を元に、事前に2~4年程度かけて綿密な調査の元に、開発対象地域の絞り込んでいます。
- ◆人口の増加
- ◆国内の人口移動
- ◆多様な雇用創出
- ◆開発を促す行政の対応
- ◆1戸建ての住宅開発余地
- ◆手頃な住宅価格
- ◆住みやすい気候
具体的には、全米50州から、①90年以降の人口増加ベスト20州を選び、②年間5万人以上の人口増の州(16州)に絞り込み、その後③雇用増加の年平均が6万件以上の州(11州)と④1戸建ての建設許認可数が年平均5万件以上の州と厳選し、最終的に6州に絞り込んでいます。
さらにここから、●環境や政治的リスクの高いカリフォルニア州と●経済適発展性に乏しく、ハリケーンなどの環境リスクの残るフロリダ州を排除しています。
この結果全米50州から、企業誘致に積極的で地価上昇が見込め、幹線道路があり他国などとの物流に有利、土地開発の規制が穏やかなど、ランドバンキングにとって最も有利な条件を満たす州を、「アリゾナ州」「テキサス州」「ジョージア州」に絞り込み、その3州のみでプロジェクトを組成していました。
しかし、2010年10月より新たにワシントンD.C.近郊の「バージニア州」でも有利なプロジェクトが開始され、より多くの地域のプロジェクトに投資するチャンスが生まれました。
出典:Chief Executive Magazine2010年度調査
米経営者が、従業員の品質、税制や規則、居住環境など
さまざまな評価基準で、州をランキングした調査。