感動相続

文字サイズ大中小

充実ライフ!

平均貯蓄額は1,755万円に!あなたは?

2021年1月20日

 総務省の「2019年家計調査報告」によれば、2人以上世帯の平均貯蓄額は1,755万円で、3年ぶりに前年を上回り0.2ポイント増に。それにしてもホントにそんなに貯蓄があるのでしょうか?
 疑問に感じたのをきっかけに、今号では”平均貯蓄額の実態”を調べてみました。

平均貯蓄額は平均じゃない!?

 1,755万円もの貯蓄といわれても、「どこの国の話?」や「みんなそんなに持ってるの?」といった疑問や実感とのズレを感じられた方が多いのでは。
 ”貯蓄額”を横軸に、縦軸には”貯蓄を持つ世帯の割合”をグラフにまとめた「貯蓄現在高の階級別 世帯分布」(下表)で、「平均貯蓄額は”平均値”ではない」ことを検証してみました。
 平均貯蓄額よりも少ないとされる”貯蓄1,400万円以上の世帯”は、実際は「貯蓄の上位約4割(38.7%)」に位置しており、データからは平均を下回っていても若干リッチの部類に入るのかも知れません。
● なんと、貯蓄中央値は967万円!
 平均貯蓄額は1,755万円ですが、保有貯蓄額の多い順に世帯を並べると真ん中になる”貯蓄額(中央値)は967万円”と、平均値を大きく下回っています。これは高額貯蓄の保有世帯が平均を押し上げてしまうためなのです。これでは貯蓄の実態を表さないため、一部のメディアでは”貯蓄中央値”を取り上げるケースが増えています。
● 貯蓄100万円未満の世帯も10.7%に!
 注目すべきは”貯蓄100万円未満の世帯”で10.7%にも上り、また、1,000万円以下なら50.5%と半数超となっている事実です。これでは老後の生活資金を満たすためには相当の自助努力が必要に。
 平均貯蓄額を基準にすると、下回る世帯が約3分の2(67.9%)を占めていて、貯蓄高の低い階級が大多数という事実も認識しておく必要がありそうです。

40代以下では純貯蓄額はマイナスに!

● 年代別貯蓄残高では、60代以上が2,300万円程度に!
 年代別では、40歳未満(30代)が平均691万円、50歳未満(40代)は平均1,076万円でした。60歳以降では貯蓄額が2,000万円を超えますが、その理由として退職金などのまとまったお金が入ったり、子どもの独立などで貯蓄スピードの加速などが考えられます。
● 悲哀を味わう40代以下!
 30代、40代では住宅ローンなど負債が多く残っているため、「純貯蓄額(=貯蓄残高ー負債)」がマイナスという、悲しい状況でした。過去の推移を分析しても、”純貯蓄額マイナス”の状況はずっと変わらず、年代が上がるにつれ、負債が減り貯蓄残高が増えるという構図が続いています。

「収入が多いから貯蓄も多い」とは限らない?

 2人以上の勤労世帯の「年収階級別の貯蓄残高と負債、純貯蓄額(下表)」によれば、年収が多いほど貯蓄高も多くなる傾向にある一方、負債も年収に応じて多く抱えています。そのため純貯蓄額では、第Ⅴ階級を除くと、第Ⅰ階級の純貯蓄額(446万円)が2.4倍にもなる第Ⅳ階級の純貯蓄額(460万円)と肩を並べる意外な結果に。
 平均年収に対する貯蓄残高倍率では、トップが第Ⅰ階級の2.37倍で、逆に第Ⅱ階級が1.69倍で最下位。また高収入層の第Ⅴ階級でも1.87倍で、平均年収の最も低い層が堅実な生活ぶりと見える結果でした。
このことからも、”多額の収入に見合った純貯蓄額”とはなかなかいかないようで、実入りが多ければ出も多いことがみえてきます。

 同世代がどの程度貯蓄しているかは気になるものですが、こうしたデータを参考に、家計の状況と貯蓄残高(住宅ローなどの負債控除後)の現状を把握することが大切です。そのうえで、将来の生活設計を描き(=どのような生活を送りたいかなど)、貯蓄プランを練ってみてはいかがでしょうか。

関連キーワード: 家計 | 貯蓄 | 老後生活 | 老後資金 | 平均貯蓄
お問い合わせは
「英和コンサルティング株式会社/英和税理士法人」まで
無料相談受付中 相続のことならお任せ 03-3491-3811(代) 営業時間/9:00~17:30 定休日/土、日、祝日
メールフォームでのお問い合わせホームページはこちら
おすすめ記事
よく読まれている記事
PAGE TOP