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相続&贈与

意外なほど好評な、”誰もが確実に失敗する贈与!”

2015年12月24日

 予想外に好評な記事が「ずぼらな現金贈与で失敗する方法!」でしたので、焼き直して掲載しました。

確実に失敗する贈与のやり方!

 「子や孫に現金などを贈与済みで、もう相続対策の心配はない。」とお考えの方も、つぎのような確実に失敗するやり方で贈与をしていれば、将来、相続税調査の際に「贈与契約は無効!」と認定される可能性も高いのです。
 認定されたら、相続財産に取り込まれて累進で高率となる相続税がかかり、ペナルティとしての過少申告加算税や延滞税(延滞分の利息)まで上乗せされてくることに。贈与するなら親心を確実に届けられる方法をとりましょう。
 ★現金贈与    時々子に、現金100万円を手渡し(贈与)することがある。
 ★口座は親が管理 贈与した子名義の口座と通帳は、親が管理。親の都合で出し入れも。
 ★自分の印で開設 子名義の口座開設の際、親(自分)の印鑑を取引印に。 
 ★子の知らぬ口座 子名義の贈与専用口座に、子に黙って現金を入金(贈与)。
 ★定期贈与    贈与税非課税限度内の110万円ちょうどを、毎年、贈与し続けている。 

つもり贈与を検証してみると・・・!

 ちゃんと贈与したつもりの上述のような"つもり贈与”は、こんな理由で問題になりがちです。
◆ 現金贈与も証拠を残して!
 現金で渡しても贈与した証拠は残りません。”感動相続!”では、贈与するなら”子でも、正々堂々と現金プレゼント!”がキーワード。自分の取引銀行で「自分(親)の口座から子の口座に振り込み」をするのです。
 「銀行へ出向くのが面倒とか、送金手数料がもったいない!」という方も結構おられますが、贈与するなら証拠作りにケチらないことが堂々贈与の秘訣です。
 銀行送金を使った贈与は、ここが決め手です。子の通帳に「●いつ(何月何日)、●誰(親)が、●誰(子や孫)に、●いくら(100万円)送金してくれたかを記録してくれます。わずかな手数料で、贈与の証拠作りまでできてしまうのです。
◆ 贈与財産は子どものもの!子の管理が決め手!
 子名義の口座を親が管理していたり、親の銀行取引印が”子の口座の預金出し入れに使う印鑑”では、仮に子が通帳を管理していても、一般的には「親の借名口座(名義借り)」と見られてしまいます。親御さんのホンネとしては「贈与はしたけれど、手元不如意のときには贈与した預金を使うつもり」の方も多いのです。これでは本当に贈与があったことにはなりません。親の都合で、子名義の口座から自由に入出金できるようでは「名義借り」とされ、相続発生時には親の財産として相続税の対象にされてしまいます。
 未成年のときでも口座を開設するなら、記念として、印鑑を作ってあげてはいかが。もしいまご自身の印鑑を使っているなら、大学入学や成人式などの機会に、子に通帳と印鑑を管理させるなどもよさそうです。
 もちろん、あぶく銭は浪費のリスクにもつながるため、贈与後の受け皿として、生命保険や安全で有利な資産運用を贈与時にしてしまうとよいでしょう。結果的に、子の資産形成にもなりますね。

◆ 隠していては、子は何も感じない!

 上述の4つめの”子の知らぬ口座”では、子が親からの贈与を知らない点が問題です。贈与は一種の契約で、「”あげた”、”もらった”という合意」がポイントになるので、子にも「もらった」事実の認識が必要とされるわけです。
 それ以上に問題は、黙ってお金だけプレゼントしていても「親の、子を想う心」はまったく伝わりません。本気で贈与するなら、「親が何のために子に多額のお金を贈与するのか」を伝えることが大切です。良い意味で親子関係の変化が期待できそうです。

◆ 定期贈与には気をつけよう!
 毎年、同時期に、同額を特定の相手(子や孫など)に贈与をしていれば、”連年贈与、定期金贈与”と認定されるリスクが生じます。
 もし「10年間、毎年110万円ずつの贈与する約定だった」とみなされると、贈与の初年度にまとめて1,100万円相当の「定期金に関する評価の贈与」をしたことになり、多額の贈与税がかかってくることに。
 贈与はふと思いたってするものです。お中元やお歳暮のような季節のお届け物とはまったく違います。「贈与の時期」と「贈与の金額」はその時々で変えて贈与するとよいでしょう。もし余裕があるなら、年に310万円までの贈与なら贈与税は20万円で、子は手取り290万円もの資産形成ができるわけもちろん、贈与の証拠を残すために、子に120万円を贈与して贈与申告をすることも一つの方法です。

やるなら確実な贈与を!

 簡単そうに思える現金贈与でも、このように落とし穴は各所にあります。やり方次第では、子や孫のデメリットとなるリスクがありますから、安易な贈与はお勧めできません。
 税務調査で指摘を受けやすい、調査官に喜ばれるずぼらな贈与でなく、証拠を残す”堂々贈与!”で税務トラブルを未然に防ぎましょう。

 不動産、有価証券などの贈与では、さらに注意する点が多くありますから、「こんな贈与をしているが問題はあるのか?」など、心配な方は一度ご相談を!

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